「青散る」堤中納言物語「虫愛づる姫君」より

■ 今は昔の物語。平安の都に一つの噂が流れていた。按察使の大納言の屋敷には一風変わった姫君がいるらしい。なんでも、虫を集めては、朝晩飽きもせず眺めているのだとか。姫君の名前は瑠璃。彼女は虫を見つめて何を知ろうとしているのか。瑠璃をめぐる平安貴族と虫たちの不思議な不思議な物語。

ライブリーディング「白痴」

■ 昭和21年「新潮」6号に発表の坂口安吾の代表作。空襲の下を逃げまどう男と女…。

空気ノ機械ノ尾ッポ
vol.15-2～キカイ(有鄰館演劇祭バージョン)～

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「一初恋」

■ とある小さな町のその片隅に建つアパート「ハイツ結城」。ここは同じ痛みを知る者同士が安心して暮らせる「城」なのだ。けれどひとつの淡い恋心がアパート内に思わぬ亀裂を生じさせる。そこで怒った、たったひとつの恋愛事件……。kin･mapがDX版でおくるちょっと奇妙な恋の話。

「楽屋 ~流れ去るものはやがてなつかしき~」

■ 今回の企画は出演者の村松、国定が10年前にこの「楽屋」を上演し、経験、年齢、ともに不足を感じ、10年後の今回、再演が実現したものです。そして似鳥、中山を迎え、気鋭の演出家のもと、この作品に立ち向かうことになりました。本来なら今年の3月12、13日に有鄰館で上演するはずだった「楽屋」。震災により延期になった女優たちの裏の顔、存分にお楽しみください。