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vol.20 〜吠エる〜

マスコット

空気ノ機械ノ尾ッポ vol.20 〜吠エる〜

vol.20チラシ

<終了致しました>

東京公演:2013/09/26(木) ~ 2013/09/29(日) ミニシアター1010にて

群馬公演:2013/10/18(金) ~ 2013/10/20(日) 桐生市 有鄰館にて
第九回有鄰館演劇祭“蔵芝居’13”参加公演

 


くそくらえ!おおばかやろうが…このすっとこどっこい!
あめがふろうがやりがふろうが
かっぱにあおうがばけもんにあおうが
ばかにされようがなんていわれようが
もうどうにかなりそうになってきたけど
いやにもなってきたけれどさとってみたりもしたけれど
どうにもおさまるきがしない。
ああ、くやしい。このくやしさはわかるまい。

どうぞ、お楽しみに!!


挨 拶 

今回とうとう20回目を迎えました。
パンパカパーン!!!と言ったものの、いまいち、これといった実感が湧きません。何故だ!
口では20回目と言ってみても「やってること」「やる姿勢」は変わっていないからだ。特別やる気を出すわけでもなく、毎回毎回、いや、その時、その時、走り続ける事。これだけは20回目の今回も変わらないからだ。
これは仲間に感化されたからなのか、刺激があったからなのか、今となっては分からない。
でも、この姿は自分の好きな所の一つだ。
やっぱり、走り続ける私達を観てやってくんなせぇ

しかし、20回目を祝わないのもなんなので…
20回目、おめでとう!
ま、こんなもんかねぇ…と。

空気ノ機械ノ尾ッポ座長 原 寿彦

 

 


資 料 

今回の作品のキーに「河童」が出てきます。
というわけで、河童について少々、書き連ねたいと思います。

河童(かっぱ)は、日本の妖怪・伝説上の動物、または未確認動物で、標準和名の「かっぱ」は、「かわ(川)」に「わらは(童)」の変化形「わっぱ」が複合した「かわわっぱ」が変化したものらしい。呼び名や形状は各地方によって異なる。英語圏ではウォーターインプの名で呼ばれる。頭には皿があり、背中には亀のような甲羅を持つ。手足には水かきを持っているのが一般的に河童とされている。悪戯好きだけど、悪さをしない妖怪として伝えられ愛されている場合もある。けれど、民話や言い伝えの多くは、水辺を通りかかったり、泳いだりしている人を水中に引き込み、おぼれさせたり、「尻子玉」(しりこだま)を抜いて殺すなどの悪事を働く。抜いた尻子玉は食べたり竜王に税金として納めたりする。この尻子玉とはヒトの肛門内にあると想像された架空の臓器で、これを抜かれると「腑抜け」になると言われている。また、相撲が大好きでよく子供を相撲に誘う。相撲に負けた子供は尻子玉を抜かれる。河童は大人よりも力が強いが、仏前に供えた飯を食べた後に闘えば子供でも負けないと言われている。相撲をとる前にお辞儀をすると河童もお辞儀を返し、それにより頭の皿の水がこぼれてしまうため、力が出せなくなるともいう。好物はキュウリ。これにちなみ、キュウリを巻いた寿司のことを「カッパ巻き」と呼ぶ。キュウリを好むのは、河童が水神の零落した姿であり、キュウリは初なりの野菜として水神信仰の供え物に欠かせなかったことに由来するといわれる。河童は水神、またはその依り代、またはその仮の姿ともいう。だから、河童の神社や水天宮などが多く存在する。また、鉄、鹿の角、猿を嫌い、シダの葉で頭をなでると人間に化けることができるとされる。『日本書紀』に「河伯(かわのかみ)」として、また『耳袋』『甲子夜話』など諸書に伝えられる。全国各地に民話が存在し、江戸時代には河童の専門書も書かれていたという。河童の正体は、水死体であると推定されることが多い。水死体は、皮膚は緑色をしており、頭髪がすり減っており(川底との摩耗のせい)、肛門は拡大している。これらの点は、体色が緑で、頭部がハゲで(皿がある)、尻子玉を抜かれた、という河童の特徴に合致する。水死体は体がガスで膨張していることもあり、これが河童の甲羅に見誤られた可能性もある。また、水死体が浮かぶようなところは子供には危険なので、「そこでは妖怪が出るので近づくな」と子供たちに警告するために、妖怪だという言い伝えができた、という推定もある。
と、まあ、ちょっとネットを検索しただけで、ザザッと河童の事が結構分かる。調べに行くことをせずとも、しらっちゃけた画面上で殆どの事が分かる。便利な世の中になったものだ。ありがたい反面、この「分かる」という事に疑問を感じる。これは「分かった」のだろうか? 「知った」だけで分かってはいないんじゃないかしら…。
昔、母の口癖で良く言われたのは「簡単に分かると思うなよ」ということ。よく「どういうこと?」と質問したがそれ以上は答えてくれなかった。「結局わからないじゃない」なんて思って終了にしていたことが、今となっては年追う毎になんかしら「分かる」ようになった。…ように思う。
「分かる」というのは結構大変なことだ。
河童の住む世界はどんなところだろう。河童に水中に引きづり込まれる事も、河童に相撲に誘われる状況も、ましてや河童が「尻子玉」を抜いて殺す…なんていうのも、なんだか想像しにくい。実際、河童で有名な遠野へ行ってみるとか、きっとそういう「河童の居るだろう場所」へ行ってやっと「分かる」事が分かるように思う。写真などで想像を膨らますだけでは分からない空気感や、その影やら、音やら、風やらでようやく河童を「分かる」事が少しだけ実感出来るだろう。
さて、こうまでして河童を分かりたいか否かは問題です。
実際、河童を本気で探している人はどれくらい居るのだろう。
現在、遠野市観光協会では「カッパ捕獲許可証」なるものがあり、その裏面には「捕獲7カ条」とカッパ捕獲の際の注意事項が書かれているとのこと。もし、河童を捕獲しようと考えた方はまず、、捕獲許可を貰わないといけないようです。以前は遠野へ行った方だけの限定販売のものでしたが、なんと、好評につきネット販売(1枚、200円)しています。(許可期間:~平成26年3月31日まで)

著 松川晃子

 


東京公演概要 

ミニシアター1010にて

2013/09/26(木) ~ 2013/09/29(日)

 

9/26

9/27 9/28

9/29

15:00
19:30

9月29日(日)15:00の会=★キッズデー

 

群馬公演概要 

桐生市 有鄰館にて

第九回有鄰館演劇祭“蔵芝居’13”参加公演 ※演劇祭についての詳細はこちらをご覧ください。

 

2013/10/18(金) ~ 2013/10/20(日)

 

10/18
10/19
10/20
15:00
19:00

 


作・演出 クウキノキカイ
出演 空気ノ機械ノ尾ッポ
原寿彦、松川晃子、高橋清彦、今愛美、川合将嗣、小林祥大
Stuff 舞台監督:小菅良隆
照明:池田圭子
音響:前田真宏
宣伝美術:井手口智人
制作:空気ノ機械ノ尾ッポ

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